食材から容器まで持続可能な食のトータルソリューション提供を目指す
DAIZは、独自技術「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とするフードテックベンチャーとして、環境負荷が小さい次世代の植物肉「ミラクルミート」の研究開発・提供を通じて、タンパク質危機や地球温暖化の解決の一助となることを目指しています。
東洋製罐グループの、食をよりおいしく、長く、安全に保存し、多くの方に使い易く届ける包装容器の技術をはじめとした食品加工・保存のノウハウを融合することで、「ミラクルミート」は持続可能な食として活用の幅が広がります。両社の強みを活かし、事業開発にとどまらず、様々な地域やシーンで環境負荷や食糧危機といった課題を解決すべく、この度の資本業務提携に至りました。
- ミラクルミートの用途拡大
- 香りや食感、成分の特徴を活かした食品加工技術により、用途を拡大
- 飲料分野での経験を活かした新たな植物性食品の開発
- 流通形態の多様化
- 殺菌や充填の技術を活かした常温保存製品の開発やパッケージの検討
- 保存性を高め、賞味期限を延ばすことで食品ロスの削減
- 植物肉基材から包装容器までのトータルソリューション
- サステナブルな食材の生産、加工、充填、流通、消費、廃棄、再生のプロセスを検討
DAIZ 代表取締役社長 井出剛様よりコメント
包装容器のリーディングカンパニーである東洋製罐グループ社と資本業務提携が実現したことをとても嬉しく思っております。東洋製罐グループ社は、シンガポールの著名な培養肉スタートアップShiok Meats社にもいち早く出資されるなど、「食と健康」の領域で早くからフードテックにご注目されていました。この度、植物肉の提携先として日本のDAIZを選んでいただいたことは大変光栄です。
DAIZは、日本が世界に誇る食品技術を結集して植物肉を世界中に届けたいとの想いから「オールジャパン構想」を掲げております。「新しいぶどう酒は新しい革袋に」という言葉の通り、次世代の植物肉「ミラクルミート」をどのような容器でお客様に届けるかによって、タンパク質危機やカーボンニュートラルといった社会課題の解決に貢献できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。東洋製罐グループ社の鮮度保持技術や省資源容器を活用することで、海外向けの販路開拓や「ミラクルミート」の環境価値の訴求が進展するものと期待しています。
東洋製罐グループホールディングス 代表取締役社長 大塚一男よりコメント
この度、DAIZ社と資本業務提携を結び、環境負荷や食糧危機という私たちが直面する課題に、同じ志を持って取り組める事を大変嬉しく思います。
包装容器は食のインフラです。海洋資源の豊富な日本で取れた新鮮な魚は、缶詰に入ることで数年経っても全世界で美味しく食べることができます。その本質は、産業の発展や利便性だけではなく、社会課題の解決にあると信じています。必要な人や地域に食べ物、飲み物、生活用品を届ける。保存性を高めて食品ロスや飢餓を無くす。そんな包装容器の技術・ノウハウを活かし、ミラクルミートをより多くの方に適切なかたちで届けることで、様々な社会課題を解決できると信じ、一緒に歩みを進めてまいりたいと思います。