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IDEA・14

世界初の閉鎖系スフェロイド培養バッグ
ウェルバッグ

再生医療-培養効率-

Outline

概要

日々、世界中で需要の高まる再生医療。iPS細胞などの培養には多くの労力がかかります。色んな中身を包み、守り、扱い易くしてきた会社だからこそ世界初の閉鎖系スフェロイド培養バッグが生まれました。

Challenge

再生医療-培養効率-

一般的に、スフェロイド培養法を用いたiPS細胞培養においては、プレートやディッシュなどの容器が使われます。しかし、再生医療向けに求められるニーズや要件は多く、全てのニーズが満たされた容器はなかなか存在しません。

Solution

世界初の閉鎖系スフェロイド培養バッグ「ウェルバッグ」

無菌の閉鎖系形成用バッグ内で均一なスフェロイドを生成可能

閉鎖系の形成用バッグと専用ホルダにより、培養液の液厚を一定に保つことができるため、均一なスフェロイド(胚様体)を生成することが可能です。また静置培養のため、細胞が傷付くことなく、高品質なスフェロイド生成ができます。

包装容器の技術による、人と細胞に優しい培養環境の提供

東洋製罐グループが培ってきた容器包装技術により、ウェルバッグは高いガス透過性を実現しております。そのため細胞に必要な酸素の供給、バッグ内に溜まった二酸化炭素の排出をスムーズに行うことができます。この特性により、専用ホルダを用いることでウェル内の気泡を一括除去することが可能です。

また、閉鎖系であるため、バッグを逆さにすることでスフェロイドをウェルから外し、スフェロイドをピペッティング無しで容易に回収ができます。

様々な培養シーン、細胞スケールに対応可能

ウェルバッグは専用ホルダを用いることで、持ち運び時におけるスフェロイドの移動抑制や、操作性を向上させます。また、バッグのサイズを変更することで小・中規模~大規模のスフェロイド形成や培養まで対応することができます。